不定愁訴で来院される方は多い、女性が圧倒的に多い。病院に行っても原因も解らないまま、体調不良の日々を過ごす我慢の日々。鬱状態になっても不思議では無いと思う。では私はどの様に対処するのか。まずはどんな些細な事でもじっくりと話を伺う。そうしているうちにご本人も心当たりになるような事を思い出されることが多い。そして症状の中で一番困っている事へのアプローチ、とは言えほぼ全身に対して、特別弱い刺激での施術を行う。狙いは深い深いリラックスと程よい眠り。5分程で殆どの方は寝息をたてて眠りに入る。約1時間程の間に体は様々な反応を示してくれる。筋肉は本来のリズムで収縮をはじめ、内臓は音をたてて動き始める。筋肉が緩みリラックスする、それは副交感神経が優勢になる事。その状態を体験した体の脳はもっと良くなろうとする。施術終了後の患者さんの表情は施術前とは全く違い穏やかで優しくなっている。個人差は勿論有るが、回を重ねるうちに良い状態が数ヶ月続くようになる。私の目安は3回。なぜか3回の方が多い。
もう何年も前の事、当時60代の男性、日中活動している時、腕を上げるとだるくなり、下げると楽になる。夜眠る時仰向けになると腕から指先の薬指、小指が痺れて来る。近所の整形外科で検査すると「首が詰まっているのが原因、年齢のせいなので治らない」と言われ知り合いの紹介で来院された。まずは詳しく話を伺う、仕事の姿勢で右腕を使う事が多い。立てっているだけなら無症状。歩行も車の運転も問題ない。一番辛いのは仰向けの姿勢で首はいずれの時にも痛みは無い。病院での「首が詰まっている」と言う曖昧な診断はまず違うと判断。脈を取りながら腕を上げていくと水平を少し過ぎたあたりで消える。早速説明をして仰向けになってもらい痺れを再現、肩甲骨と鎖骨を持ち上げると痺れが止まる。胸郭出口症候群、、。約1時間の施術で症状は全く無くなり1度で解決。その後他の症状で来院されたがあれ以来全く症状は出ないとの事でした。その昔私も同じ様な症状になり、好きなバイクのハンドルを5分も持ち続ける事が出来なくなり泣く泣く手放した事があります。とても辛い症状でしたが今思うと私も胸郭出口症候群だったのかも知れません。肩甲骨周辺の凝りから似た様な症状が出る事もあります。

不意の事故によるむちうち、経験された方も多いと思います。私もその一人。私の場合、追突され直後には大して痛みも無く病院では骨に異常は有りませんと言われ帰宅。ところが翌日から頭を持ち上げる事が出来ない程の首の何んともいえない気持ちの悪い痛みが数日続き、その後は天候等の条件により症状が現れる厄介な状態が数年続きました。同様の患者さんも多いのですが、頭部、頚部の筋肉への施術で確実に良くなります。人間のセンサーはとても優秀な故一度危険を体験するとちょっとした事にも敏感に察知して反応を起こします。ところが本当は痛くなくて良いと言う事を体験させてあげると見事に治まるのです。