いつも元気で活動的な生活をされていた60代女性、ある日を境に急に元気がなくなり外出もしたくない程の無気力状態になられた。周囲の人もあまりの変わり様に心配をつのらせ出張での施術依頼が有った。見た目は普通に見えたがそれでも元気だった頃とは全然違うらしい。話を伺っても本人も何がどうなっているのか見当もつかず病院でも異常は無いと言われ途方にくれておられた。。施術を始めて早々に大きないびきをかいて熟睡。施術が終わり3日後に予約を入れてもらう。2度目も同じ様にすぐに熟睡された。次回は1週間後と言う事で帰宅。翌日電話が入り、うその様に元気になったとの事。念のため約束の日に施術に伺うが、楽しそうにニコニコしながら、まるで別人の様だ。初回で感じたのは、上半身の凝り、特に首。頭蓋骨の動きが悪い。初回では8割、2度目ですっかり取れたがここまで変化が有るとは。

不定愁訴で来院される方は多い、女性が圧倒的に多い。病院に行っても原因も解らないまま、体調不良の日々を過ごす我慢の日々。鬱状態になっても不思議では無いと思う。では私はどの様に対処するのか。まずはどんな些細な事でもじっくりと話を伺う。そうしているうちにご本人も心当たりになるような事を思い出されることが多い。そして症状の中で一番困っている事へのアプローチ、とは言えほぼ全身に対して、特別弱い刺激での施術を行う。狙いは深い深いリラックスと程よい眠り。5分程で殆どの方は寝息をたてて眠りに入る。約1時間程の間に体は様々な反応を示してくれる。筋肉は本来のリズムで収縮をはじめ、内臓は音をたてて動き始める。筋肉が緩みリラックスする、それは副交感神経が優勢になる事。その状態を体験した体の脳はもっと良くなろうとする。施術終了後の患者さんの表情は施術前とは全く違い穏やかで優しくなっている。個人差は勿論有るが、回を重ねるうちに良い状態が数ヶ月続くようになる。私の目安は3回。なぜか3回の方が多い。
もう何年も前の事、当時60代の男性、日中活動している時、腕を上げるとだるくなり、下げると楽になる。夜眠る時仰向けになると腕から指先の薬指、小指が痺れて来る。近所の整形外科で検査すると「首が詰まっているのが原因、年齢のせいなので治らない」と言われ知り合いの紹介で来院された。まずは詳しく話を伺う、仕事の姿勢で右腕を使う事が多い。立てっているだけなら無症状。歩行も車の運転も問題ない。一番辛いのは仰向けの姿勢で首はいずれの時にも痛みは無い。病院での「首が詰まっている」と言う曖昧な診断はまず違うと判断。脈を取りながら腕を上げていくと水平を少し過ぎたあたりで消える。早速説明をして仰向けになってもらい痺れを再現、肩甲骨と鎖骨を持ち上げると痺れが止まる。胸郭出口症候群、、。約1時間の施術で症状は全く無くなり1度で解決。その後他の症状で来院されたがあれ以来全く症状は出ないとの事でした。その昔私も同じ様な症状になり、好きなバイクのハンドルを5分も持ち続ける事が出来なくなり泣く泣く手放した事があります。とても辛い症状でしたが今思うと私も胸郭出口症候群だったのかも知れません。肩甲骨周辺の凝りから似た様な症状が出る事もあります。